2012年12月31日月曜日

雨の日の眠り



今日は雨。

夜こどもたちに起こされて寝不足だったので、お昼寝が

できるよう、夫が息子を連れ出してくれた。



ストーブのついた寝室で、雨音をききながら

葉月とのお昼寝。



寝息が頬にかかるくらいぴったりと、

まるでお腹にいた時みたいに、ふたりでくっついて

とても安らかな気持ちで眠った2時間。



麓とふたりでお留守番したあの日を思い出して

今また温かい我が子の小さなからだに触れられることが

本当に本当にうれしかった。



雨や海や空気のにおいが運んでくる、麓との思い出。



一年の終わりにこんな幸せな気持ちをくれてありがとう。




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2012年12月24日月曜日

赤ちゃんの肌についての考察 その2



娘の頬の湿疹。薬を使用せずに様子を見ていましたが

残念ながら悪化してしまい、皮膚科で処方してもらった薬を

使うことにしました。



塗りはじめると3日ほどでみるみる湿疹が改善。

薬のすごさに驚く、というか若干こわくなりましたが

今のところ順調です。



痒がって頬を引っ掻いたり、耳を引っ張ったりする娘の

姿を見続けるのは辛かったので、母の気持ち的には湿疹の

改善でだいぶ心が楽になりました。



実際に薬を使う前にいつも息子が通っている小児科の先生、

そして自然食品やオーガニック化粧品をすすめている薬局の

薬剤師さんに相談したところ、パルデス軟膏は弱いステロイド

なので大丈夫、塗ってくださいとのことでした。

様子を見て放っておかずに再び皮膚科の先生に診てもらい、

徐々に治療することが重要といわれました。



ネットでいろいろ検索していた時、症状がどんなに悪化しても

「決してステロイドを使わない」とお子さんのために

頑張っている方のブログを見て、すごいなーと思いました。

相当な気力が必要なことだと思います。



今後の治療の行方もまたブログで報告しようと思います。

次回の診察は来年です。




2012年12月16日日曜日

赤ちゃんの肌についての考察



急に寒くなったあたりから、娘の頬が乾燥して赤くなり、

ちょうど服と摩擦が生じる部分は傷になってしまいました。



娘は痒がってときどき引っ掻いてしまい、出血することも。

かわいそうになり、ネットで調べてみると同じようにこどもの

肌について悩むママがたくさんいることを知りました。



赤ちゃんの肌トラブルは「乳児湿疹」か「アトピー」と

かなり大きく括られていて、「保湿」と「清潔さ」が重要

という情報が多くありました。

それから私は毎日娘をお風呂に入れ、石鹸で顔を洗い、

保湿クリームを塗る日々。でも一向によくならないので、

ついに皮膚科へ行くことにしました。



でも皮膚科に行き、先生の話を伺って分かったことは・・・

乾燥による赤ちゃんの肌トラブルの場合は「石鹸とお湯厳禁」

ということでした。



・お風呂はおしりだけ。

・肌表面のバリア機能がはたらいていないので、保湿しても

あまり意味がない。肌を覆う保護クリームが必要。

・凹凸のある素材を肌に触れさせないほうがよい。



と説明していただきました。



処方されたのは、プロペト、ビーソフテンクリーム、パルデス軟膏。



帰宅後調べてみると、このうちパルデス軟膏は一番弱いタイプの

ステロイド軟膏でした。さらにステロイドについて調べてみて

「弱めのものとはいえやはり使いたくない!」という結論に。



そこで先生のアドバイスをもとに、保湿ではなく保護作用があり、

副作用のない白色ワセリンと、保護クリーム、植物由来の炎症鎮静

効果のあるバームを混ぜて使ってみることにしました。

そしてお風呂はおしりだけ。まだ実行して2日目ですが、少し

よくなってきた気がします。



生後3ヶ月以降は人生で肌が最も乾燥しているときだそうです。

��−2ヶ月の頃男の子に多く見られる「脂漏性湿疹」の場合は

石鹸を使うとよい、といわれていますが数ヶ月すれば自然に

乾燥状態に戻るので、結局赤ちゃんの肌は清潔にしすぎるのも

よくないのではないか、という私なりの結論に達しました。



すぐにステロイドを処方する国は日本と韓国ぐらいだそうです。

軽い湿疹程度であれば、お風呂に入れないことで治ることが多いとか。

安易なステロイドの使用が原因で悪循環を引き起こしていることも

あるような気がします。そして母親の衣食住にまつわる環境も

母乳がすべての赤ちゃんには大きく影響しているはず。

添加物たっぷりの母乳だったら、きっと赤ちゃんの肌も反応して

しまうのでしょう・・・



結果的に処方された薬は使用しませんでしたが、娘の肌の状態と

必要な対応を説明してくれた皮膚科の先生には感謝です。

今後娘の肌がどうなっていくか、またブログで報告しようと

思います。



今回感じたのは、母親は常にこどもの心配をしていて、こどもの

ためならなんでも出来ちゃうんだなぁってこと。

それから間違った知識や憶測に基づく情報がたくさん溢れていて、

それを真に受けている人がたくさんいるということ。

たとえばお医者さんに聞くよりも、ネット上で質問して判断する

人が多いこと。自分もそうだったので反省・・・



そして、大切だと思ったのは「ゆっくりでいい」を受け入れること。

即効性を期待して強い薬を使うよりも、ゆっくりでいいから根本的な

治療をしてあげたいなあ、と。

日々勉強であります。








2012年12月8日土曜日

支え合うこと



今日友人と久しぶりにご飯を食べたときに感じたこと。



こども連れだと、思うように動けない。

だから、荷物を持つにも、移動するにも、ごはんを食べるにも

助けが必要だ。



ひとりのときは、何でも自分でやるのが好きだから、

誰かに助けを求めることなんて全然なかった。

好きなように動けることに、満足してた。

好きなように動けるのが、当然だった。

だから、好きなように動けない今がもどかしく感じる

ことも多々ある。



でも、ほんとうは違うのかもしれないと、今日思った。



昔の家族には、赤ちゃんがいて、ひいおじいちゃんや

おばあちゃんもいて。家族でも、家族じゃなくても

助け合わなきゃどうにもならなかったんだろうなぁ。



「障害者を雇用した職場は、皆がとても生き生きして

雰囲気も格段に良くなる」という話を聞いたことがあるけれど

それはきっと、五体満足な大人たちが、忘れてかけていた

助け合う力や支え合う力が蘇るからなんじゃないか、と思った。



だから。助けることや、助けられることに躊躇せずにいたいと

なぜか今日つよく感じた。バスの中でにこにこ話しかけてくれる

おばあちゃんみたいに、ちょっとおせっかいと思われるぐらい、

臆せず、支え合える人になりたいな。



そういうのを見て、こどもも育っていくだろうから。


草食やら肉食やらは、どうでもよくって、弱きものに対して

守りたいと思ってくれたり、手を差し伸べられる子に

育って欲しい。



当たり前が当たり前じゃなくなるときって、いろんなことに

気付くチャンス。やっぱり外にも出なくちゃ。





2012年12月1日土曜日

寝顔


一日のおわりに、私たちを微笑ませる寝顔。




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葉月 3ヶ月

寝返りせず、顔をぶんぶん振る




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稜太 3ヶ月のころ

すでに寝返り



人生でこんなに愛おしく、大切なものに出会えるとは

思っていなかったな。



今日もおやすみ。




2012年11月27日火曜日

ある雨の一日




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8:00 あさごはん、息子との時間



9:00 洗濯、皿洗い



10:00 ほうき、雑巾で床掃除



11:00 皿洗い、お風呂掃除



12:00 おひるごはん、娘との時間



13:00 パウンドケーキを焼く




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14:00 麻の実クッキーを焼く、かぶを漬ける



15:00 おやつ、インターネット




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さむいさむい、とストーブを付け厚着をして、


ケーキを焼いたり、おむつを替えたりなんかして


雨にも風にも負けて一歩も家から出ず、


TIN PAN ALLEYを聴きながら、


あっついビワ茶飲んで、クッキー齧って、


ときどきストーブの火を眺めつつ、


狸寝入りしてる娘を抱く。


そんな一日。





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2012年11月22日木曜日

葉月:3ヶ月



葉月がうまれて3ヶ月と少しがたちました。



1ヶ月健診以来あまりにバタバタしてしまったため、

一度も体重を計っていませんでしたが、今日やっと測定

してみることができました。



退院時:3004g

3ヶ月:6000g



赤ちゃんは3ヶ月で2倍になるといわれますが、まさに

2倍になっていました。お乳だけで3kg太ってくれたのは

うれしいことです。



そして自分の体重も計ってみると...

ほぼぴったり3kg退院時より減っていました!

自分のからだの一部がそのまま赤ちゃんのからだに

なっているようで、神秘的でした。



母と子は一心同体。

すっかり母の顔も声もにおいも覚えた葉月。

甘えん坊でよく泣いて、よく笑って、よく眠って。

私たちに新しい幸せを運んでくれた娘に感謝の日々です。




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気がつけばもうすぐ12月。

葉月がお腹に宿ってから、12の月が過ぎました。

1年でこんな命が成長するなんて、ほんとうに奇跡です。




2012年11月19日月曜日

さよなら天狗号



この週末、我が家の車とお別れをしました。




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維持費がかかること、生活をシンプルにすること、

化石燃料に頼らないこと、などなど理由は色々。



でもいざお別れするときになったら、いろんなことを

思い出してさみしくなってしまいました。



ふたりだったあのときは、毎週のように海へ出かけ、

三人になってからも、毎月のように実家へ帰りました。



稜太も葉月も、うまれた病院からこの車で家に帰って

きました。



たくさんの荷物を詰め込んで、サーフィンやスキーに

連れて行ってくれた車。ときには寝床になり、ときには

息子の遊び相手をしてくれました。



私たちは真っ赤なこの車を天狗号、通称「天ちゃん」と

呼んで、本当の家族のように仲良くしていました。



でもだからこそ悔いはなく、古いこの車を引き継いで

乗れたことをうれしく思っています。



この先車なしの生活をしばらく続けます。

小さいこどもがいるので大変ではありますが、タクシーや

レンタカーも活用し、基本的には徒歩&自転車で頑張って

みようと思います。




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いままでおつかれさま!

本当にありがとう天ちゃん!!



2012年10月31日水曜日

なんで?な日々



��歳を過ぎてから、息子は毎日50回くらい「なんで?」と

聞きます。



なるべく正しい答えを探して答えるようにして

いますが、10回に1回くらいは

「ママも知らないよ!」

とか

「なんでもかんでもない!」

と答えてしまう忍耐力のない私。



でもこの問答を繰り返しはじめてから、息子の理解力は

確実に上がった気がするのです。

聞いた理由をもとに「自分で考えてみる力」が養われて

いるのかもしれません。



こどもたちが感じているたくさんの「なんで?」を

大人はいつの間にか分かった気になって、疑問を持つことを

やめてしまっています。



自分の考えや生き方を持つこととは、自分の「なんで?」に

しっかりと答えを出すことだと思います。



なんでその服を着ているの?

なんでその食べ物を選んだの?

なんでその家に住んでいるの?



なんでこの椅子を買うの?

この国に伝わる技と材料を使って作られているから。

修理ができて長く使えるから。

美しく機能的で、無駄がないから。



なんでこの人に投票するの?

こどもの未来を最優先に考えているから。

脱原発を訴えているから。

環境への悪影響を最小限にするよう努めているから。



こどもたちの笑顔につながるような答え探し。

いつかこどもたちが自分の生き方を探しはじめる時の

ヒントになるのは、まわりにいた大人たちの生き方

なんだろうなー。



そんなわけで、自分のまわりにあるたくさんのなんで?を

見直している今日この頃です。





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なんでこの卵はあんまり黄色くないの?

にわとりのえさに色を鮮やかにするための飼料が

ふくまれていないから。

これが本当の卵の色だよー。








The Moment



「人生で一番幸せを感じたのはどんな瞬間ですか?」



私は迷わず、「こどもがうまれたとき」って、答えます。

「こどもがうまれたとき」とは、妊娠した瞬間から出産まで。



結婚したときよりもずっと幸せを感じたのは・・・なぜ?



結婚もそりゃあ幸せなことだけど、2人で愛を誓うのは、

「その人だけに愛を注ぐ」ってこと。



でも出産は、「愛が増える」ことを私に教えてくれたのです。



ひとつだけだったはずの愛を半分こするんじゃなくて、

もうひとつ、新しい愛がうまれる瞬間。



麓がいなくなってから、1年半。

その間に私のまわりでいくつもの命がうまれ、

いくつかの命が空に還っていきました。

その命にかかわった人はみんな愛を増やして優しい顔に

なっているはず。

たとえそれが悲しい出来事であったとしても、命は必ず贈り物

を届けてくれると思います。



去年0歳で亡くなった麓。

今年99歳で亡くなった祖父。

おんなじ命。めぐる命。



出産・子育てを経験していない人やしないことを決めた人にも

「自分がどんなふうにうまれたか」や「命がうまれる瞬間」

について知ってもらえるよう、メッセージを伝えることが

これからの目標。



こどもの笑顔と泣き顔にいろんなことを考えさせられる日々は

育児休暇という名の、育母休暇であります。



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2012年10月14日日曜日

金木犀とともに



葉月が無事2ヶ月を迎えました。

心地よい秋の光を浴びて、すくすくと育つ娘を

見ているだけで幸せな気持ちになります。



はじめて2人で外出した先は「もやい工藝」。

��サイトでは豆絞りの作品とともに
息子の甚平姿も紹介してくださいました!)

葉月の誕生をお店の方がとても喜んでくださいました。



麓がいなくなってから、悲しみを乗り越えるまで、

このお店にいる方たちと、このお店にあるものたちに

癒されてきたので感無量でした。



お祝いに、といただいた、小さなお茶碗。

きれいな模様が描かれた、沖縄のやちむんです。

夏の太陽と、おぼろ月のように見える模様が

「葉月」を表しているようで嬉しかったです。



私たちが日常生活で大切にしたい「用の美」を

こどもたちが何となくでも感じてくれたら何よりです。



この街のやさしい人たちに囲まれて育っていく

こどもたち。私たち大人が笑顔で心を開けば、

たくさんのやさしい瞳がこどもを見守ってくれる

のだということを実感しています。




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2012年10月2日火曜日

Happy Birthday 1001



おめでとう、と同時におもうのは、



生まれてきてくれてありがとう。



出会えてよかったね。



これからも一緒に祝おう。



増えていく家族とともに。





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夫婦っておもしろいなあ。



出会うまではまるっきりの他人なのに、



新しい命を生むことができるようになるなんて。



そしてその命をともに育んでいく。



これ以上の創造ってないんじゃないかと思う。



袖すり合うも他生の縁。



偶然でほんのささやかな出会いであっても、

前世からの深い緑で起こるのだから

人との絆を大切にしなければならない、という諺。



夫婦になるなんて、余程の定めと運命と使命なんだろうな。



ふたりで思いっきり楽しんで創造という作業をしつつ、



袖すり合った人たちを笑顔にしていけたらいいね。







2012年9月27日木曜日

when I'm...



こんな秋晴れの日は、どうしてもお散歩に行きたくなって

夫を散歩に誘った。



手をつないで、秋の風を受けながら歩く。



5年もしない間に、ぎゅうっといろんなことが

詰まっていたような気がする私たちの「時」。



それでも平穏な気持ちで、こうして空の下を

歩けるのは、お互いに支えあってこれたからだと思う。



これからも、ずっとそうやっていけたら。







When I'm Sixty-Four- The Beatles



ずっと先、僕が歳をとって髪の毛が薄くなっても

君は僕にバレンタインの贈り物をくれるかい?

誕生日のお祝いとワインのボトルは?

僕が夜中の3時前まで出歩いていたら

君は鍵を掛けて僕を締め出すだろうか?



僕が64歳になっても

君は僕を必要としてくれるかい?

僕に食事を作ってくれるかい?



君も歳をとる

君が望むなら、僕は君と一緒にいるよ



僕は役に立つよ

電気が壊れたら、ヒューズを換えてあげる

君は暖炉のそばでセーターを編めばいい

日曜日にはドライブに出かけよう

庭いじりをして、草むしりもする

だれがこれ以上を望むだろう



僕が64歳になっても

君は僕を必要としてくれるかい?

僕に食事を作ってくれるかい?



夏には毎年ワイト島のコテージを借りよう

あまり高すぎないといいけど

一緒に節約してお金をためればいい

君のひざの上には孫が乗っている

ヴェラ、チャック、デイブ



僕に便りを書いておくれ

君の言いたいことをはっきりと教えて欲しい

”敬具”なんて決まり文句はいらない



空欄を埋めて君の答えを教えて

永遠に僕のものだといっておくれ

僕が64歳になっても

君は僕を必要としてくれるかい?

僕に食事を作ってくれるかい?





2012年9月25日火曜日

還りたい場所



鹿児島にいたとき、お世話になった

叔母と親戚のおじさんが我が家に来てくれた。



あのときは、いろんなことが起こりすぎて、

悲しみにおそわれすぎて、

まわりが見えなくなってしまったけれど...



麓がいなくなって、空っぽだった私たちを

共感してなぐさめるわけでも励ますわけでもなく

庭作業をさせてくれたり、お団子を作らせてくれたり、

「ふつうの日々」として接してくれた人たちの

本当の優しさが今になってよくわかる。



ああいうことがあったからこそ、

忘れられない絆が出来たんだと思う。



無事にまた赤ちゃんを産むまでは、

あの場所には還れないと思っていた。

あの場所には麓の面影がありすぎて、

3人だけでは抱えきれないから...



麓を産んだ病院までの道。

麓と過ごした家のふとん。

麓とお別れした場所。



でも今日2人に葉月のことを祝ってもらったら

心からあの場所に還りたい、と思えた。

新しい命とともに、祖父が眠るあの場所へ。



春になったら4人で行こうね。

あんな素晴らしい「我が家」を

悲しいだけの場所にしたくないから。



新しい気持ちで、麓が産まれた場所に行こう。

そして「5人」になった喜びを味わおう。




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1年半。

麓のおかげで3人とも成長したなぁ。




2012年9月23日日曜日

re-start



今週はだいぶ寝不足リズムにも慣れてきて、からだがまた

動きたがり始めた週でした。



約10ヶ月ぶりのサーフィンは、小波でざわざわして

いましたが、再開できたこと自体が嬉しくて、3度の

出産を終えてもサーフィンができる喜びに浸りました。



だいぶ涼しくなったので、娘も外に出始めました。

先週の「Double Sandwich」に続き、行ってみたかった

「Beach Muffin」でランチ。




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「coya」の雰囲気はそのままで、食べ物もからだに優しい

ものばかり。そしてお店の人の雰囲気が素晴らしかったです。

皆さん赤ちゃんに優しく微笑みかけてくださいました。

トルティーヤとベジバーガー、また食べたい!



そして今週は息子にとっても大切なときでした。

ママが赤ちゃんといつも一緒にいることで心が乱れ、

イライラをぶつけまくっていた日々。夫が思い立って

息子と自転車を買いに行きました。最初はなかなか

乗れずに悔し泣き。私はなんだか可哀想になり補助輪を

付けてあげたかったのですが、夫は「子供の力を信じる

ことが大切だ」と言い、練習に付き合いました。

その甲斐あって、次の日には乗れるように!

今までの息子の我慢などを思い返してつい涙ぐんで

しまいました...

こういうとき親になれて本当に幸せだ、と感じます。




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そんな家族の新しい始まりだったこの1週間。

これからもたくさんの「はじまり」が待っているんだろうな。

夫と息子はさっそく新しい「雨の日のはじまり」を見つけに

ボルダリングジムに出かけていきました。







2012年9月14日金曜日

Sandwich→検診



今日は1ヶ月検診に行ってきました。



その前にずっと行ってみたかったお店、wakanapanの

Double Sandwichへ。




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wakanapanのパンは酵母を起こしてから、実際にパンが

焼き上がるまで約12時間かかっているそうです。

全部の種類を食べたくなるほど、パンも野菜も本当に

美味しかったです。日曜限定のパンケーキ店SUNDAY JAM

もぜひ行ってみたくなりました。

CINEMA AMIGOのカレーランチの香りも隣から漂って

きて、そちらも食べたくなりました。このスポット、

かなり魅力的です。



葉月はとってもおとなしくスヤスヤ寝ていてくれました。

このスリングを使うのは3年半ぶり・・・




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1ヶ月検診では母子ともに元気で、4000gを超えて

いました。この検診、普通の産婦さんにとっては

当たり前のことですが、私にとっては夢のような

幸せな出来事でした。



前回の1ヶ月検診へは、ひとりで行きました。

赤ちゃんのいる病院に行く勇気はなく、産科のない

婦人科で検診を受けました。診察時、先生に出産の

ことを話しながら涙を流しました。赤ちゃんと一緒に

検診を受けられたら、どんなに幸せだろう・・・と

麓のことを強く想いました。



あれから1年半。今まで当たり前だった赤ちゃんという

存在。今はすべての赤ちゃんが奇跡の結晶に見えて、

待合室にいた赤ちゃんたちを見て自然とあたたかい

気持ちになりました。



経験しなければ分からないこと。

経験したからこそ得られた感覚。

どんな経験でも。何歳になっても、生き続け、

感じ続けていれば得られるものがあるのだなあ。



そうやって得たもので、これから先いろんなものや人を

包んでいけたらいいな〜。今日食べたサンドイッチも、

作った人の経験や感覚が、人を幸せにしているのだから。







2012年9月12日水曜日

Cookies and Holy Basil




葉月がうまれて1ヶ月がたちました。

昨夜は一度起きただけで、1歳になるまできっかり2時間ごとに

起きていた息子との違いを感じます。



まだまだ昼間は陽射しが強いので、お散歩も行けず夫の

仕事中は家でのんびり家事。



昼間もわりとよく眠ってくれるので、最近はクッキー作りに

はまっています。何度か作っているのですが、まだ目指す

味にはほど遠く、毎回試行錯誤です。

せっかく作ったのに息子は全然食べてくれなかったり...




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そしてもうひとつ、楽しみなのがホーリーバジルの収穫。

収穫した葉はかごに入れて約ひと月乾燥させます。

乾燥させた葉はオイルに浸けたり、歯磨き粉にしたり、

バジルティーに出来るそうです。



免疫力の向上が期待できるらしいので、今回はバジルティー

にしてみる予定。




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家にいる時間が長いと、家の中で作り出せるものが増えます。

お菓子も、お茶も、ごはんも。ほとんど自分の手で作り出せる。

仕事をしていると、家のことを全部作り出すことはなかなか

難しくなります。でもそのかわり、未来をよりよくするための

ツールや方法を作り出すことに関わることが出来ます。

本来女性と男性が役割分担してきた、異なる創造の場所。

私は欲張りなのか、その両方を作り出せたらいいな、と

思います。



しばらくは、この上なく幸せで贅沢な赤ちゃんとの時間を

堪能しながら、家族のための創造に携わりたいです。






2012年9月5日水曜日

成長



葉月を産んでもうすぐ1ヶ月です。

昨日は助産師外来がありました。体重も順調に増え

3072g(退院時は3004g)から3750gになっていました。

今は顔や体に乳児湿疹が出てきている時期です。



夜中はまだ2-3時間おきに授乳で、なぜか最近息子も

夜中に起きて母にくっついてくるので、かなりの寝不足。

ふたりに挟まれて夜を過ごすのはこの上なく幸せですが

油断して動き回ると体調を崩しがちです。



こどもを産み育てるって、本当にすごい仕事。

妊娠中も体調の変化は大変なものですが、産後は出血も

多いし、寝不足、視力や体力の低下、髪が抜けるなどなど

母は命がけで子を産み。無事産んだ後も体を張って子を

育てている。でもそれはどんな動物も一緒。

そこに喜びを感じられるのが女性の本能であり、強さ

なんだと思います。



そうやって親と同じことを経験して、自分も成長し、

未来を繋げて行くこと。自分たちだけのために楽しみ、

その日のことだけを考えていた時もあったけれど、今は

ほとんどの時間を自分以外のことに費やしている気が

します。その無意識にやっている「誰かのため」が

私が成長して行くための原動力になるんだと思います。




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いつかその瞳にうつる未来のために。






2012年9月2日日曜日

たくさんの手と声



3人目なのに、こんなにもいろんな人があたたかい手を

差し伸べ、声をかけてくれるのは麓のおかげかもしれない。



ごはんを作ってくれたり、すぐに会いにきてくれたり、

メールで声を届けてくれたり...



ママ仲間、仕事仲間、元同僚、幼馴染み、高校や大学の友人。

30代になってからできた友人。



たくさんの手と声、そして心遣いに感謝しています。

家族と友人の存在が本当に支えになっています。

そんなに社交的ではない(?)私と関わってくれている人が

いること。幸せだな、と心から思います。




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麓がいなくなったとき部屋に残された、おむつやベッド、

新生児の服。麓のために準備したすべてのものが悲しすぎて、

すぐに実家に送った虚しさが心に残っていて、葉月には

何ひとつ買っていませんでした。

だから、出産祝いに女の子の服をいただくのが嬉しくて。

毎日眺めてしまいます。



2012年8月27日月曜日

長かった2週間



出産してから2週間がたちました。

この2週間は妊娠中よりもずっと心配性になってしまい

眠れないほどでした。それは、麓がちょうど生後2週間で

亡くなってしまったから。

それに加えて息子の「ママ病」もあり、なかなか大変

でしたが、ようやく少し心が落ち着いてきました。



先週は実家で過ごして体を休め、その間に出会った

親戚や友人たちに「元気そうな子だね!」とたくさん

言ってもらったことで安心感が増しました。



先日NHKで放送していた「フローズンプラネット」の

なかで、子を失った母ペンギンたちが、迷子になった

赤ちゃんペンギンを猛烈に奪い合う、というシーンが

ありました。



妊娠中でも出産後でも母親になったことは一緒で、

お腹の中でこどもを失ってしまっても、産まれてから

こどもを失ってしまっても、育てる対象を失うことは

ものすごい喪失感。その喪失感を一度味わったことで、

今回の出産後「また失ってしまうのではないか」という

恐怖があったのだと思います。

母親の子育て本能の強さに我ながら驚きました。




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元気に泣き、手足を思い切り動かす赤ちゃん。

一生懸命生きようとしている姿にとても勇気づけられます。

困難を乗り越えたからこそ大きな心をもった母親に

なりたいです。






2012年8月18日土曜日

4人と、思い出



出産と同時に新しい生活が始まって、まだ1週間も

たっていないのに、出産を待ち望み不安と期待で

いっぱいだった頃をすでに懐かしく思います。




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��年半ずっと夢に見ていた4人での生活。

この家に赤ちゃんと生活するのは初めてです。



現実じゃないのではないか、と思ってしまうなほどに

この幸せな生活は、いつ消えてもおかしくない尊く

愛おしい4つの命で成り立っています。



新しい命、葉月の表情は、麓ととてもよく似ていて

大きさもほとんど同じ。まるであの頃を繰り返している

ようで不安になるけれど、葉月が麓の命を生きようと

してくれているように感じます。見られなかった麓の

成長が、葉月を通して見られる...そんな嬉しさを

抱きつつ、違う性別なので麓とは違う新しい命という

ことも、しっかり実感しています。



一人目を産んだときは、「本当に子育てできるのか?」、

「今までと違う生活についていけるのか?」などなど

自分について不安になり悩んでいた気がしますが、2人目

��人目は上の子のケアや家族みんなの生活のリズムに

ついてなど自分以外のことが気になります。

これは成長のひとつかも?



出産や子育ての経験を積み重ねるほど、人を思い、

外の世界について想像できるようになれるように...








2012年8月14日火曜日

Our New Family



やっぱりハイキングの翌日でした。



8月12日午前5時35分 無事3072gの女の子を出産しました。





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名前は 葉月(はづき)です。



お兄ちゃんたちによく似た顔…この一年半の思いが込み上げます。

麓、見守ってくれてありがとう…



毎日「本当に元気?呼吸してる?」と心配になってしまいますが、

妊娠中にたくさん歩いて付けた体力が、赤ちゃんの生命力に

つながっていると信じて日々過ごしたいと思います。



今回は予想を超えるスピード出産。なんと病院に着いて10分

ちょっとで産まれました。



二日前から夜中に前駆陣痛があり、明け方には収まっていたので、

当日も本陣痛かどうか分からず…夜中の1時頃から始まった痛み。

うとうとしながら様子を見ているうちに5時前に5分感覚に!

夫を起こし病院に電話後、息子を車に乗せて出発。

車内で痛みはどんどん強まり、呻く私を見て目を覚ました

息子はなぜか全然怖がらずニヤニヤ…


道なんて知らないはずなのに、病院に近付くと「ママ、大丈夫だよ。

もう少しで病院に着くよー」と不思議な超能力を発揮。

でもついに病院到着直前に破水、もう産まれそう!!!



病院の玄関で陣痛の波が来たときは、四つん這いになってしまい、

迎えた看護師さんもびっくりしてました。そして分娩台に直行し

バタバタと準備が行われ、「はい、次の陣痛でいきみましょう」と…



2回いきんで赤ちゃんとご対面。元気そうな泣き声に安堵し、

ただ呆然とする私。夫と息子は大喜びで写真を撮っている…



病室に移ってもまだ夢のようで実感がわきませんでしたが、

母子同室で赤ちゃんとの時間を過ごすうちに、じわじわ感動と

感謝が押し寄せてきました。



悲しみと痛みを乗り越えて得た喜びは、より大きく、強いもの。

私にとって自然な分娩は、人生で最も自分と家族を成長させるもの

だなーとまた実感しました。





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あまり女の子っぽくない・・・



次にもし出産するときは相当余裕を持って病院に行こうと思います。



2012年8月10日金曜日

WEEK39:暑くて短くて長い2週間



今日は予定日でした・・・が、まだ産まれる気配ありません・・・



そもそも予定日が1〜2週間ずれている計算なので、予想通りでは

ありますが、周囲の声になんとなく毎回あせってしまう私。

そんなわけで毎日結構歩いています。



今日の検診では子宮も赤ちゃんも順調とのこと。

��週間後までは自然な陣痛を待つことになりそうです。

今週末は出産直前恒例のハイキングに行ってきます。

あとは安産を祈願するのみ!




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妊娠中は体温が高く、汗をあまりかかない私も汗だくです。

最近はクーラーに慣れて汗をかけない体質になっている

人が増えているらしく、発汗機能の障害が熱中症につながる

そうです。熱中症が増えているからこまめに冷房を使おう!

という生活に偏りすぎると、人間のからだも気温も正常では

なくなって悪循環になります。



我慢のし過ぎはよくないけれど、適度に汗をかいて夏を過ごす

ことが大切。特に3歳前後に汗をかいておくことが発汗機能の

安定にとって重要らしいので、息子には「本来の夏の暑さ」を

体験してほしいです。




2012年8月6日月曜日

WEEK39:GINGER



今日のお昼ごはんはkamakura 24sekkiで食べました。



24sekkiは明日から長期休暇に入ってしまうので、しばらく

食べられないのです。

夏の特別メニューは自家製テンペのサンドイッチと

豆と野菜のココナツカレー。どちらもすごーく美味しかった

です!ここのパンやごはんを食べるととても元気になります。



自分でも作れたらいいのに・・・と思いますがなかなか・・・

唯一真似できそうなのは、お気に入りのドリンク「ジンジャー

ソイラテ」だったので、さっそくジンジャーシロップから作って

見ました。




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生姜と同量のてん菜糖を混ぜ、一晩冷蔵庫で寝かしたものを

熱し、レモン汁を加えて出来上がり!簡単です。

スパイシーにしたい場合はクローブやシナモンを加えるそうです。




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生姜まるごと一個で小さい瓶一つ分のシロップが

出来ました。これを早速ソイラテに・・・




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いやはや、適当に作った割にはかなり美味しく出来ました。


夏バテ防止に最適です。夫には炭酸水で割って自家製

ジンジャーエールを作ったところ、ひどく気に入っていました。

そのうちテンペやベジ・カレーにも挑戦してみたいです。











2012年8月2日木曜日

籠のある生活



予定日を1週間後に控え、のんびり家で過ごしています。

昨日は1時間以上坂道を散歩しましたが、まだ産まれる様子は

ありません。



家で過ごす時間が長くなると、家にあるものにますます

愛着がわいてきました。

中でも今まで以上に愛おしく感じているのは、籠(かご)。



籠は買うときにいろいろなことを想像します。

何を入れるか、部屋はどんな雰囲気になるのか、どんな人が

どんな素材で作ったのか・・・

日々の生活の糧を得るために丹精込めて作られた籠を、日々の

生活の中で使うこと。



世の中にはたくさんの籠が世界中にあるけれど、選びたいのは

細部までとても美しく、素材にこだわり、見ているだけで

癒され、使えば使うほど味が出そうなもの。



同じ籠でも使い道や地方によってこんなに違うのか、と

驚きます。




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こちらは沖縄の大きな籠。底部分の形がとてもきれいです。

竹の醸し出す力強さとおおらかな沖縄らしさが気に入っています。

なんでもかんでも入れられるので、収納場所が少ない我が家の

貴重な道具です。




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こちらは宮城の籠で、いくつかの素材が組合わさっていて

沖縄のものに比べると、東北の手仕事の繊細さが感じられます。

赤ちゃんグッズをいろいろ入れています。



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同じ宮城の籠で小さいサイズのものを台所で使っています。

こちらも胡麻やら粉ものやら豆やらをなんでも入れています。

見えるところに置いておくと、「使うぞ」と思えるので・・・




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そして一番のお気に入りは、秋田の大きなあけびの籠。

毎日の洗濯道具一式が詰め込まれています。ふつうだったら

隠してしまいそうなものも、美しい籠に入れればそのへんに

置いていても美しく見えるのが不思議です。

ちなみに塵籠は鹿児島のものです。



北から南まで、しっかり存在している日本の手仕事。

残していくのは大変なことだけど、こんなに美しいものが

自分の国に存在していることをたくさんの人に知ってもらいたい。

これからも使い続けることで作り手の方たちを応援したいです。




2012年7月31日火曜日

WEEK38:涼夏



いよいよ予定日まで1週間ちょっとです。

すぐにも産まれそう、という感じではありませんが、昨日

から赤ちゃんが下がってきているような感覚があります。



今日街に出て用事を済ませれば、やりたかったことは全部

終わるのですっきりです。



蝉の声も賑やかになり、週末にはお祭りがあります。

先日夫ともやい工藝で一目惚れした甚平を息子に買いました。

愛知県有松の豆絞りで、昔ながらの板締めで染められた

ものです。




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気分はすっかりお侍さん。段ボールで作った剣をもって

お父ちゃんとチャンバラ三昧です。



そして私はずっと欲しかったガラスの作品を我が家に

連れて帰ってきました。




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ガラスの再生利用にこだわる沖縄奥原硝子の水差しです。

琉球ガラスは戦後アメリカ軍により持ち込まれたコーラ、

ジュースの空き瓶を利用することで急速な発展を遂げたそうです。

ユニークな形は「ペリカンピッチャー」と名付けられています。

注いでも氷が飛び出ない形。花瓶としても使えます。




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岡山県倉敷 小谷栄次さんのガラス。倉敷ガラスの創始者、

小谷真三さんの息子さんです。



我が家では子どもにも陶器・磁器の食器を使っていますが

なぜか一度も割れたことがありません。親が食べている姿を

みて、自然に箸や器の持ち方を器用に真似しています。

家族がそれぞれ自分用の箸や茶碗を使うのは、日本人特有の

文化だそうです。その文化も西洋食器の流入とともに失われ

つつあるとか。



手仕事の食器を使いはじめると、機械で大量生産された

いくらでもコピーできるものが、とても味気なく感じるように

なりました。丈夫で割れないのは確かに便利ですが、本当に

大切にして長く使いたい、とは思えないものばかりです。



愛情を込めて、こどもにのこしたいと思えるものをこれからも

使っていきたいと思います。



今年もクーラーなしの我が家。

風鈴の音や団扇、ガラスの食器で夏を涼やかに過ごしたいです。








2012年7月24日火曜日

ふたたび、Timorをおもう



今月の初めに見た映画、「Canta! Timor」。

この映画は本当にいろいろなことを感じさせてくれました。



事実を知らないことが、たくさんの罪を生んでいること。

日々、日本で、世界で、自分の生活で起きていることの

真実を知る大切さ。そのために物事の裏側を見る必要性。

知った事実を、自分の人生に散りばめられているあらゆる

選択肢に生かすこと。



一番に感じたのはそのあたりだったのですが、あの映画が

ただのドキュメンタリーよりも心に響いた理由は「人々の

あるべき姿」を日本人に思い出させてくれるからでは

ないかと思いました。



東ティモールの人々の多くが、いまだ古の日本人のように

大地とともに暮らし、精霊や見えない力を信じて暮らして

いること。そういう暮らしのなかでは人々が「人の力が

及ばない物事があることや、人間はすべてをコントロール

できないという事実」をきちんと受け入れているのです。

だから自然に対してもコントロールするとか、守ってあげる

とかではなく、自然によって人が生かされていると考える

ことができるのでしょう。



ところが現代のわたしたちときたら、すべてを自分の手で

コントロールできると信じ込んでいるかのようです。



戦争で薬によって兵士の心をコントロールし

ピルを使って女性の妊娠や出産をコントロールし・・・



先日の新聞では、自民党が「九州の豪雨で起きた土砂災害は

治水対策がなされていないせいだ」とし、新たなダム建設や

治水工事を進める必要性を民主党に進言したとか・・・



あんなに大きな事故が起きて、今も苦しむ人が大勢いる

というのに、人間が制御できないものを何千年も抱えなければ

ならない原発の問題・・・



本来は病気を予防するためにどうしたらいいか?を考える

ことが重要なのに、病気という結果を取り除くことだけに

重きをおいて、人間本来が持っている免疫力や治癒力には

見向きもしない現代医療・・・



自然のものが取れなくなったら、養殖で確保する漁業。

遺伝子組み換えで都合良く作物を成長させる農業。



コンクリートで土地を埋め尽くして自動車を増やし、

花粉症や自動車事故に苦しむこと。冷暖房で気温を

制御し、地球の気温が制御できないと嘆くこと。



すべては「人間がコントロールできる」という思い込みから

うまれているような気がします。

街中で車に乗っている人がものすごい勢いでクラクションを

鳴らして前の車を責め立てる、という小さな出来事からも

同じ精神状態を感じるのです。



本当は解決するのが簡単なことなのに、事実が隠され、

解決法が複雑に歪められて見えなくなってしまう世界。



自然が奪われると、心も奪われてしまうことを、この映画から

学びました。自然によって自分が生かされているという気持ちを

もった人々が、少しずつでもその心を伝えていくしかない。

こどもたちに伝えなければならない。そう思います。




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2012年7月18日水曜日

三つ子の魂



日々こどもと過ごして気付くことは、3歳前後の子育てが

いかに大切かということ。



学生時代、心理学の本で「乳幼児は自分と自分以外のものと

接し、離れることで自我を形成していく」と読んだ記憶が

あります。
生まれてすぐにおかあさんのおっぱいと接し、

それからおかあさんのからだに抱っこされ、やがて一人で

立って歩くようになる・・・



3歳の息子には今まさに強い自我が芽生え始めています。

ママに思いきり甘えたり、突然突き放したり、愛着を

持ったものをわざと投げて乱暴に扱ったり。かつてない

両極性にとまどってしまうこともありますが、これこそが

自我を形成していくための過程であり、押さえつけては

いけない衝動なのだと感じます。



父親の存在は、そのようにして少しずつ母親から離れ、

自分と世界との距離を測りはじめるときのものさしになる

重要なものなのかもしれません。




自分の道を歩んでいくためには、くっつきすぎても離れすぎ

てもだめで、その感覚は3歳にしてすでに磨かれているのだと

実感しています。

でもその一歩を踏み出すためには父と母の絶対的な愛情が

必要で、完全に自我が形成される15〜16歳まで、その愛情は

大切な蓄えとなるんだと思います。



しかしこどもの母親に対する結びつきはこんなにも圧倒的で、

強烈なものか、と驚きます。ひとりの人間の自我の形成や、

精神状態の在り方に自分が思いきり関わっているなんて。

これはどんなことより重要で、情熱をもって取り組むべき

人生一番の大仕事ではないかと・・・

毎日が発見だらけです。




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2012年7月17日火曜日

34th Birthday



昨年に引き続き、誕生日はかねよ食堂で過ごしました。



ここはテーブルで食事しながら海で遊べるので、子連れには

最高の場所です。しかも波のない入り江で見晴らしがよく、

小さな子どもでも安心して海に入れます。

シャワーやBBQの設備も充実していて、大人数で来ても

楽しそう。





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おいしいランチとドリンク、ケーキまでいただき、

3人で心から楽しみました。

海にいると息子がほんとうに生き生きしていて

物に溢れた生活は必要ないことを感じます。





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夫と息子は海で大はしゃぎ。

私はそんなふたりを眺めてのんびり過ごしました。

心地よい風と、ほどよい太陽の光。青い空から麓が

私たち4人を見守ってくれているような気がしました。



33回目の誕生日を迎えたときより、少しだけまるーく

大きく、外向きになれた気がする、34回目。

こどもに残す未来についての懸念はたくさんありますが、

歳をとるほどに人生が味わい深いものだと思えている

のはとても幸せです。





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2012年7月13日金曜日

手仕事と自然環境と心の美しさ、あるべき姿。



今から10年前、鎌倉もやい工藝の店主久野恵一さんは、

現代生活を美しく彩る手仕事の世界をめぐって話し合う

「手仕事フォーラム」という集まりを作りました。



私は1年前にその存在を知り、ずっと興味を持ってきましたが

子育て中ということもあり、イベントなどに参加することが

できないので、ブログなどを見るだけでした。

でも知れば知るほど手仕事フォーラムの活動を応援したくなり

先日フォーラムの会員になりました。その後送られてきた

会報を読み、「これこそ私たちが残すべきものであり、すすむべき

道である」と感じるようになりました。



会報に載っていた文章を読んだ瞬間、今まで私の中で点として

存在していたキーワードがひとつに繋がったのでした。

手仕事、環境問題、見えない力、「Canta!Timor」を見て

感じたこと、戦争、原発、麓の死、吉村正先生の言葉、衣食住、

自分の仕事・・・すべてが線になって心に染み込みました。



以下、会報「SILTA 1号」より抜粋



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手仕事フォーラムがめざすもの



現在の私たちが享受している物質的な「豊かさ」は、環境破壊の

上に成り立っていることを否定するわけにはいきません。

天然資源の乱獲・乱伐や廃棄物による自然環境の汚染という

直接的な破壊だけではありません。「豊かさ」を求める人間の

巨大なエゴは、時として戦争という最悪の環境破壊を引き起こす

こともあります。

こうした世紀末的な状況に直面し、「破壊の速度を緩めなければ

ならない」という運動が各方面で起こっています。しかし、

私たちが、環境破壊を前提とするライフスタイルを根元から

断たなければ、問題を解決することは出来ないでしょう。



人間が、その能力以上のことを行えなかった時代の人間の生産行為

ー手仕事のものづくりーは、そのまま自然の営みの一部として、

自然界の現象や生態系と共存していました。ところが技術の発達

により、資源の収奪が可能になった現代の工業的なもの作りは、

自然を破壊し、ひいては人間の未来をも奪おうとしています。

先端技術をひていするわけではありません(実際、使い方さえ

間違わなければ、技術は素晴らしいものです)。しかし、

私たちが環境破壊を前提とする豊かさではなく、真の豊かさを

目指すならば、かつて自然と共生していた時代のものづくりの

価値の大きさを無視するわけにはいかないでしょう。

消費者が変われば社会は変わります。「生活の基本である

衣食住には、環境破壊をひきおこさない手仕事の品をとりいれる」

というふうに、私たちが生活スタイルをほんの少しだけ工夫する

ことがやがて大きな力となり、自然と対立する現在の文明の

ありようも改善されていくのではないでしょうか。



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絡み合っていたたくさんの糸。実はシンプルに、紡ぐことで

美しい布に変わっていくことを実感しました。

環境活動や社会活動をしている人でも、「今の経済のしくみ

は変えられない」と考えている人や、自分の生活が工業品で

あふれている人も多いと思いますが、日本には手仕事があり、

そこから大きな仕組みも変えられる可能性があること、

もっともっと知って欲しいです。



今後少しずつ時間ができたら、夫と協力しあいながら

活動に時間を割いていきたいと考えています。




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新潟県 佐藤多香子さんの裂織。

この世にふたつとない模様。日本人の美しい文化です。



裂織(さきおり):Wikipediaより



木綿の肌触りのよさは多くの人を魅了したが、古布とはいえ

安いものではなかったため貴重品として「使い切る」文化の中で

裂織文化が発展した。



1.まずは端切れを縫い合わせて着物にしたり、炬燵布団にしたり

して使い、擦り切れるとそこにまた継ぎを当てる。

2.布がくたびれてくると、今度は縫い目をほどいて端切れに戻し、

それを裂いて長い紐にする。安い麻糸を経糸とし、緯糸に端切れの

紐を用いて機を織ると出来上がるのが、狭義の裂織である。

3.さらに裂織が使い古されると、最後は裂いて組み紐に作り直し、

背負子などに利用された。

4.最後に紐の端に火を付けるとゆっくり燃えるため、農作業中に

煙を虫除けとして使い、灰は土に返った。



このように最後まで布を捨てることなく活用し、次々に新たな用途

へと甦らせる文化を背景として裂織は広く行われた。

古手木綿にはさまざまな色合いの端布が混ざっており、その継ぎ接ぎで

色の組み合わせを楽しんだり、次いで裂織を織るときには緯糸となる

端切れの微妙に異なる色合いの組み合わせを楽しむなどして、民芸品

としての性格も帯びるようになる。






2012年7月12日木曜日

7月の風景 その3



熱くなるとやっぱりからだが自然に求める。

水分をたっぷり含んだ夏の野菜と、酸っぱいもの。

出産前足がつりやすいのは鉄分不足が原因と聞いたので

近頃は海藻を多めにしています。





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生食まぼちゃ、きゅうり。トマト。

とても色がきれいです。

小さく切って、レンズ豆とキヌアを混ぜたサラダに

してみました。





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糠漬けも順調。少しずつ水分が増えてきたので、精米で

でる糠を混ぜました。また、糠のレシピを調べたら

ふりかけが簡単でおいしそうだったので、さっそく作って

みました。

糠、大葉、のり、ごまを煎って混ぜるだけです。





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そして、やっと味噌の「天地返し」もやりました!

産膜酵母がいっぱい!




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引っ越して2年弱。家で過ごすことがこんなに楽しいのは

部屋に射す光や、窓から見えるたくさんの木々や、大工さんが

ひとつひとつ組んだ杉の梁や、手作りのうつわや家具のおかげ

でもあるような気がします。



些細なことのように思えますが、夫婦が同じような生き方を

求め、同じような生活様式やものに対する考え方を持っている

ことは、とても貴重で大事なことだと日々感じます。

違う場所で生まれ育ち、違う経験をしてきた夫が、私を

深く理解するために努力してくれたこと。

本当にありがたや〜、なのです。











2012年7月10日火曜日

7月の風景 その2



7月に入ってから、すでに2本の映画を観ました。

「Canta!Timor」と「ピナ・バウシュ 夢の教室」を

どちらも逗子のCINEMA AMIGOにて。



映画を観に行くのは数年ぶりなので、それだけでもう

うれしかったのですが、素晴らしい映画をセレクトして

上映するとても素敵な場所が近所にあることもうれしいです。



「Canta!Timor」は以前から気になっていた映画でしたが

予想以上にショックを受ける内容でした。東ティモールが

どこにあるかさえ知らなかった私。でも自分の生活がその

場所で暮らす人々に影響を与えていると知り、何かせずには

いられなくなりました。まずは多くの人に観てもらうこと。

事実を知ったら、現代の人間の生き方を変える必要があると

気付く人が増えるかもしれない・・・そこに希望を抱いています。



見えない力の存在を受け入れることの大切さ。

しみじみ感じました。

そして息子と一緒に何度も観ている「天空の城ラピュタ」の

「どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんの

かわいそうなロボットを操っても、 土から離れては

生きられないのよ」というセリフが頭に浮かんだのでした。







今後の上映スケジュールはこちら。

鎌倉の「亀時間」や「ソンベカフェ」でも秋に上映予定だそうです。



今月はさらにもう1本鑑賞予定。

来週「地球交響曲第七番」が出産前の映画見納めです。

誕生日に鑑賞予定だった出産にまつわる映画「うまれる」は

定員オーバーで断念。産後ぜひ夫と見に行きたいです。









7月の風景 その1



我が家のインターネット接続が切断されていたため、久々の

更新になってしまいました。やっと復活です!



��月生まれの私は夏が好きなあまり、いつも夏が来る前から

夏が終わる予感を胸に抱いています。そして夏が終わるたびに

どこかに何かを忘れたような感覚におそわれています。




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でもこの夏は、仕事で部屋の中に閉じこもることがなく、

朝から日が暮れるまで、夏の光を浴びていられるのがとても

贅沢です。そしてやっぱり、じっとしていられず歩き回って

います!



とうとう臨月に入り、来週以降はいつ産まれてもいい状態。

震災とともに臨月を迎えたあのときが嘘のように穏やかな日々

を過ごしています。その穏やかさを支えてくれているのは、

日本の手仕事や民藝にかかわる時間。



先日は友人と日本民藝館へ行ってきました。



開催中のバーナード・リーチ展も素晴らしかったのですが、

建物の雰囲気、美を見出した柳宗悦、それを受け継ぐ人々の

「眼と心」に改めて感動しました。



日本の手仕事は、「文化的環境問題」ともいわれており、一度

失われたら元に戻すことは大変難しいもの。

手仕事を守り伝えていくことは、日本人が地球環境や人間の心を

健全に保っていくための大事な役割を担っていると感じるように

なりました。

暮らしの中でできること、たくさんありそうです。




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「民藝の教科書」

自分が使っているうつわをどんな人が作ったか?が見えるのは

うれしいことです。それによって作り手と使い手の「愛情」と

「愛着」が作品へ吹き込まれるような気がします。



日本人が独自の風土の中で作り上げて来たもの。その美しさ

を知り、伝えていくことで日本に生まれた幸せを感じさせて

くれます。機械的な物よりも自然なものを好む人はきっと

共感できる世界です。ぜひいろんな方に触れて欲しいです。




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来週はこの展示を夫と見に行く予定です。



「知ることで見えてくる。見えることで行動できる。」



これは私の産休中のキーワードです。手仕事以外にもそれを

感じる様々な体験ができています。それについてはまた後日...