2012年5月27日日曜日

次の目標


昨日は8ヶ月の検診に行ってきました。

今回は長男を出産した病院で診てもらっています。



赤ちゃんは順調でしたが、足が下の方にある逆子状態。


先生は「このまま最後までいっちゃうと帝王切開になります」

「お腹が張ると治らないから散歩はしないで」「次回までに

治っていなかったら張り止めの薬を出します」と言いました。



麓のことから立ち直るきっかけを与えてくれた、吉村正先生の

本を読んで以来、私は「命を救う医学」と「医学に頼らないための日常」

の間で葛藤しています。何かあるとすぐに帝王切開や薬に頼る現代の

出産に、疑問を抱いています。

でも、今回の出産だけは何も心配せずに臨みたい...



昨日の先生の言葉に違和感を感じ、心の中では「逆子でも元気なら

自然分娩できる」「元気ならどんどん散歩してお腹をある程度張らせた方が

いい」という吉村先生の言葉を信じている私。



両親は「何があったもいいようにしっかり診てもらったほうが...」と、

麓のことをかなり引きずっている様子。なので、今回はこのまま

今の病院で産もうと思っています。



でももし今回無事に出産し、元気な子を育てることができたなら、

次はきっと自宅出産、もしくはすごく自然なかたちで出産したいと

思っています。



調べてみると、家から車で15分のところに、自宅出産を受け入れている

よさそうな助産院がありました。いろんな出産について思いを巡らせ、

こんな風に考えられるきっかけを与えてくれた麓には本当に感謝です。

いつか夫とこどもたちに見守られ、大好きなこの家で出産できたら...

もう言うことないなあ。



とりあえず、今の病院でもなるべく自然に産めるよう、逆子が

治りますように〜。




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私がおおらかに元気でいることが、お腹の子にとって一番いい

のは分かっているけれど、いろいろ心配してしまう...



そんなときは、のんきに元気に日々を過ごしてくれている

長男に励まされます。






2012年5月23日水曜日

九勝六敗をめざす



ずっと前に買って、忘れていた本をやっと読みました。

色川武大の「うらおもて人生録」。




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終戦直後から博打の世界で生き、小説家になり、阿佐田哲也

として書いた「麻雀放浪記」で一躍有名になった著者。

博打という特殊な世界での経験が色濃く反映された、

生きていく上でのセオリーがとても興味深かったです。



印象に残った言葉を、メモとして羅列・・・



*******



子供の頃で一番肝心なことは、愛し、愛されるという経験。

その次が健康、その次くらいが、学問



まず第一に、限りなく素直になること。

第二に、しっかり胆力を練って、自分の走り方を考えること。



ただ単に生きているということがすでにしてかなりの運を

使っている、そういうふうに思う必要があるんじゃないかな。

だから、九勝六敗でも、八勝七敗でも、勝ち越すということが、

むずかしく貴重なものになってくるわけだね。



だまされてはいけない。だから、だましてもいけない。

だませ。しかしそのために、だまされろ。

真実というものはすべて、二律背反の濃い塊りになっている。



女は、誰が考えても納得できるような生き方をすでに備えて

いるからね。たとえば、巣をつくるとか、子供を産むとか。

もうそれ以上にじたばたする必要はない。



男はそのまわりをうろうろしているだけだ。男には、これで

いいという生き方がないよ。どんなに強くなっても、まだ

どこかに自分より強いものがいそうだし、ひとつ望みが実現

してもその先にまた望みができるからね。

いつも新天地をめざして歩いていかなければならない。



女は保守的だが、同時に、平和というものを重荷に感じている。

男は、女よりもずっと平和を望んでいるくせに、いつも勝負の

ことが念頭を去らない。



勝てる格好になったら、じっと自然にまかせていればいい。

勝てそうになると、つい調子に乗って、とどめを刺したく

なるけれどね。もうそこにきたら動かなくていいんだよ。

かんじんのときにチャランポラン(リラックス)になれる

能力、というのは、こういう角度からもいえるんだけれどね。



長所と同じように、欠点というものも、できれば十代の頃から

意識的に守り育てていかないと、適当な欠点にもならないし、

洗練された欠点にもならない。



スポーツをやったら、坐禅を組んでみろ。都会に住んだら、

田舎に行け。大酒を飲んだら、禁酒してみろ。

勝ったり負けたりとはそういうことだよ。そうしているうちに、

両方の最高がわかってくる。



血の中の貯金というのはね、俺の親や、祖父母や、曾祖父母や、

二代も三代も前の人たちの、有形無形の実績が貯金になっていて、

それを食っているように思えるんです。

人間は、二代、三代、長い時間をかけて造っていくものですから、

どうぞそのおつもりで、子供を産み、育ててください。



自然というものは、本当は恐ろしいものなんだよ。人間よりずっと

大きなものだよ。理くつではわかっていても眼に見えないからね。

それで、つい、なめるんだ。

それで自分たちより大きいものと比較をしないで、自分たち同士で

比較しあって、まァ人生というものは、この程度に働き、楽しめば、

まァまァなんだろうと思ったりする。

他の、もう少し大きな自然と向き合っている人々は、物をなめる

ことができないで、にっちもさっちもいかなくなってるんだ。

俺は、どちらかというと、にっちもさっちもいかない状態の方が、

本来の人間の状態のように思えるんだな。



わかる、ってことは、言葉でわかったりすることじゃ

ないんだからな。わかる、ってことは、どういうことかというと、

反射的にそのように身体が動くってことなんだな。



人間は、結局、ここだけは死んでもゆずれないぞ、という線を

守っていくしかないんだ。その、ここだけはゆずれないぞ、

という線を、いいかえれば、自分の生き方の軸を、なるべく

早く造れるといいんだがなァ。



*******



最後の方には、大好きなジャズピアニストの渋谷毅さんの

名前も登場して、「あ、やっぱりつながってる」、と

妙に納得してしまいました。

他の著書も読んでみようと思います。







2012年5月20日日曜日

8ヶ月目の気付き



このところ、ばたばたしてしまって、あっという間に

月日がたっていました。

もう、お腹の子は8ヶ月目に入っています。



あと1ヶ月ちょっともすれば、いつ産まれてもいいような

状態。じっと自分の心と向き合う時間のないままに今を

迎えているけれど、よくよく考えると自分はまだ、この

��年の大きな渦の中に飲み込まれたまま。



これまで2回の妊娠ではまるで感じなかった、なんとも

いえない気持ちです。それはきっと麓の死への思いをまだ

整理できていないからなんだと思います。完全に整理できる

日なんて来ないとは思うけれど・・・



お腹の子が産まれたとき、どんな気持ちになるのか?

元気に産まれたとしても、心配で眠れないんじゃないか?

麓への思いはどう変化するのか?



などなど、不安、というか、期待、というか。

ぐるぐるぐる、と渦巻いております。



きっとこの1年が劇的すぎて、自分の望む幸せがすべて叶う

状況を想像できなくなっているのだと思います。



自分の今の状況を、喉から手が出るほど望んでいたのに、いざ

そうなってみると、ちょっとひるんでしまう・・・そんな感じ。



でも、新しい命の訪れに感謝し、その命の生きようとする

力を信じることだけは忘れないようにして、あと2ヶ月半を

過ごしたいと思います。




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2012年5月7日月曜日

In the Closet



連休中は特に旅行にも行かず実家へ帰ったり、家のまわりで

過ごしたり。



でもなぜかひとつのキーワードで繋がっていて。



それはクローゼット。



連休のはじめ。洋服箪笥をひっくりかえし、衣替えをしました。

こども服、自分の服。ずっと着ている服、着ていないのに

手放せない服・・・

一通り整頓したら、心もすっきり。



そして実家へ帰り、フリーマーケットに出店するという

姉と一緒に、長年クローゼットに収納したままの服を仕分け。

息子たちが産まれたときに着ていた服を見て、心はじんわり。



そのうちになぜか本棚まで整理しはじめて、大学のころ

古本屋で買った「ランボオ詩鈔 訳:村上菊一郎(1948年)」

を引っ張りだしました。古書ならではの装丁と日本語訳が

何とも言えず、心地よいのでした。



そして今日は、友人から教わり、行きたかったお店

SUNSHINE+CLOUDへ。

代官山のお店には行ったことがあったのに、こんなに近くの

素敵な空間があったなんて。たまたま週末だけお店にいる

という縁ある方にもお会いできて、ここでも心温まりました。



息子を夫に相手してもらい、贅沢なショッピングの時間。

どれも肌に心地よく、妊婦でも着られるワンピースを購入。

クローゼットのお気に入りの一着になりました。





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夫は夕方サーフィンへ。

家の近くでも、こんなに豊かな時間を過ごせるのは

この場所のおかげで、この家のおかげで、家族のおかげ。



ランボオの詩、「食器戸棚」の一節のような、愛おしい

時間。



それは彫模様のある幅広い食器戸棚。

くすんだ樫材はいとも古びて、昔の人々のやさしい物腰。

食器戸棚は開け放されて、薄暗い内部に注ぎ入れる、

なみなみと注ぐ古酒のやうに、心惹くよい薫りを。

・・・



"In the closet"は、「戸棚の中」から転じて、

恋人同士や家庭内の秘密という意味なんだそうです。

大切なものをしまう場所。

特に女性にとってはクローゼットって、人生の積み重ね

をも表すような、大切な空間だと思います。



そんな空間を通じて人と繋がった、連休なのでした。











2012年5月2日水曜日

3rd Birthday



今日で稜太は3歳。

大きな病気や怪我なく、すくすくと育ってくれただけで、

本当にありがたいです。



麓のおかげで、稜太のことをほとんど叱ることがなくなり、

それと同時に彼がのびのびと羽をのばしはじめたように

思えます。2人の息子がくれた、与え受け入れる心。



義母から届いたメッセージは、「お父ちゃんとママも3歳、

おめでとう」・・・そうか、私たちも3歳・・・



これからもこどもたちと一緒に、好奇心と想像力、空想や妄想、

たくさんたくさん、見たい、感じたい。



よく笑い、話し、恐れず挑戦する。そんな姿を見ていると

まるで小さなYのよう。私と同じくらいの時間を稜太と

過ごしてくれたお父ちゃんに心から感謝。



控えめで、色々心に溜め込み、ときどき泣き出すけど実は

目立ちたがり屋・・・そんな私っぽいところもしっかり

持ち合わせていて。これからどんなお兄ちゃんになるかな。




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バースデーケーキには、こどもティラミスを作りました。

マスカルポーネチーズと豆乳とメープルシロップを混ぜた

クリームをビスケットにはさんで。




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ケーキがなくなるまで、何度も何度も歌って火を消して。

昨年まではあまりよくわかっていなかった誕生日。

今年は本人もしっかりわかっていたせいか、特別な思いを

抱きました。

こどもは何にも代え難いプレゼント。



ことあるごとに手を洗って清潔にしなさい、とか。

協調性を身につけるためにいい幼稚園に行かせる、とか。

怪我すると心配だからやらせない、とか・・・



一昔前までは誰もしていなかったような心配事に

とらわれることなく、こどもと接して行けるよう、

まずは私たちが冒険を楽しみ、色々挑戦していきたいです。