2011年11月20日日曜日

雨が運ぶ記憶



ものすごく低血圧な私は、低気圧が近づくと塩をかけられた

なめくじのように、しゅうしゅうと縮こまり、もにょもにょと

曖昧なことを言い出す。朝はなかなか布団から出れない。



それでも息子の声に励まされ、なんとか布団から出て、いつもと

変わりない1日を過ごす。



でもこんな激しい雨の日は、ふと麓と過ごした1日や、麓が

いなくなった後の大雨の日々を思い出して、心が萎んでしまう。



突然訪れる暗闇がどこからくるのか、私自身も気付かず、

「今日はなんだかおかしいな。」と思う。



涙よりも笑顔でいられる時間がどんどん増えて、麓のことを

少し忘れてしまう日さえある。



それでも記憶は蘇り、「ここにいるよ」と麓は言う。

その温もりと喪失感は、からだがしっかりと覚えている。



叩き付けるような雨音。

ガラスをツタウしずく。

その自然の激しさと美しさに守られて、ときどき沈みながらも

前にすすめたら。



こんな私のもやもやをなんだかんだで受け止めてくれる

家族に今日もありがとう。




6343552051_4ba536ac49








0 件のコメント:

コメントを投稿