家からとても近い神社。
我が家の近くには神社がたくさんあって、地鎮祭のとき
神主さんに「この土地は四方を神社に囲まれたいい土地です」
といわれた記憶があります。
神社の入り口にある鳥居には、文久二年と彫ってあるので
およそ150年前から人々がその四角い空間を通って、本殿までの
階段を昇ったことになります。
階段は苔むしていて、蝉の死骸や抜け殻が散らばっています。
石の様子からしてかなりの歴史を感じます。
そんな神社でいつも会うおばあちゃんがいます。
御歳80歳だそう。神社に入ると、まわりと違う空気が流れて
いてとても涼しいので、毎日涼みにきているそうです。
お互いのことを少しずつ話しています。
私がこどもを失ったこと、そしてまたこどもを授かりたいと
願っていることを話したら、
「それなら絶対だいじょうぶよ」
と、自信に満ちた表情で微笑んでくれたのでした。
150年のうち、80年を生きてきた女性の言葉は、私に勇気を
くれました。
今日おばあちゃんはいなかったけれど、ひとりの女性が
正座をして祈りを捧げていました。
きっと、みんな、いろいろなことを抱えているんだ。
そういう人々が命をつないで、何百年という時を生きて
きたんだと思うと、やっぱり生も死も意味があるんだと
思えます。
やっと手元に届いたちりとりは和紙に柿渋を塗った手作り。
職人の仕事も長い年月受け継がれてきたけれど、私たちが
その存在を知り、それを必要とすることでまた、さらに長く
受け継がれていけばいいな、と思います。
脱掃除機、結構楽しいです。
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