2010年3月11日木曜日

L'ÉTERNITÉ

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義母から今年も届いたチューリップ。同じ花を見たら昨年の今頃を

思い出しました。もしこれが造花で1年中咲いていたら、開かれる

ことのなかった記憶の扉...。



先日図書館に行ったら詩のコーナーが目に入り、手に取ったのは

高校生以来お目にかかっていなかった「ランボー詩集」。



夏や冬のきりりとした空気の中ではなく、春や秋のぼんやりとした

微妙な空気の中だからか、思わずページを捲りました。



��5年たったというのに、一番心にひっかかるのはやっぱり「永遠」。

気狂いピエロのせいなのか、ほかの難解な詩に比べて読み易いからなのか。



小説以上に詩は訳す人によって印象が変わるよう。

今回見たのは堀口大學氏の訳。



永遠



もう一度探し出したぞ。

何を?

永遠を。

それは太陽と番った海だ。



待ち受けている魂よ、

一緒につぶやこうよ

空しい夜と烈火の昼の

切ない思いを。



人間的な願望から

人並みのあこがれから、

魂よ、つまりお前は脱却し、

そして自由に飛ぶという...。



.....



小林秀雄氏の訳だとまた少し違う印象。



また見つかった、

何が、

永遠が、

海と溶け合う太陽が



海と溶け合う太陽、素敵な表現。

日本語だとどうしても固い感じになってしまう気がします。

それでもしっかり伝わる、言葉の錬金術師の熱い魂。



永遠という感覚・言葉は人間だけにあるもの。この世は諸行無常

と分かっていながらも、どこかで永遠を願い探し出す人生という旅。








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