義母から今年も届いたチューリップ。同じ花を見たら昨年の今頃を
思い出しました。もしこれが造花で1年中咲いていたら、開かれる
ことのなかった記憶の扉...。
先日図書館に行ったら詩のコーナーが目に入り、手に取ったのは
高校生以来お目にかかっていなかった「ランボー詩集」。
夏や冬のきりりとした空気の中ではなく、春や秋のぼんやりとした
微妙な空気の中だからか、思わずページを捲りました。
��5年たったというのに、一番心にひっかかるのはやっぱり「永遠」。
気狂いピエロのせいなのか、ほかの難解な詩に比べて読み易いからなのか。
小説以上に詩は訳す人によって印象が変わるよう。
今回見たのは堀口大學氏の訳。
永遠
もう一度探し出したぞ。
何を?
永遠を。
それは太陽と番った海だ。
待ち受けている魂よ、
一緒につぶやこうよ
空しい夜と烈火の昼の
切ない思いを。
人間的な願望から
人並みのあこがれから、
魂よ、つまりお前は脱却し、
そして自由に飛ぶという...。
.....
小林秀雄氏の訳だとまた少し違う印象。
また見つかった、
何が、
永遠が、
海と溶け合う太陽が
海と溶け合う太陽、素敵な表現。
日本語だとどうしても固い感じになってしまう気がします。
それでもしっかり伝わる、言葉の錬金術師の熱い魂。
永遠という感覚・言葉は人間だけにあるもの。この世は諸行無常
と分かっていながらも、どこかで永遠を願い探し出す人生という旅。
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