先週父が亡くなりました。
享年72。
入院直前まで仕事とマラソンを続け、入院してからも信じられないほどの
精神力で読書を続け、自分史と家族や親戚への御礼の手紙を書いていた父。
自分史には戦後の厳しく貧しい幼少時代、ホテルマンとして一生懸命
働いた日々について綴られていました。
ホテルマンを引退したのちも、サービスマンの育成に力を注ぎ続けつつ
病気の母にかわって家事をこなす、まさにサービス精神の塊のような
人でした。
ホテルマン時代、取っ替え引っ替え女性を連れて来る客に、「空室はない」と
言って追い返してしまったことがあるそうです。
正義感が強すぎて、馬鹿真面目で、正直すぎて、痛い目に合うことも
多かったとか。
薩摩人のせいなのか、マイペースで、頑固で、変わり者、お酒が大好き。
自分の生き方を最期まで貫きました。
家では私の選択に決して口を挟まず静かに見守ってくれた父。
私が高校生のときに書いた手紙をずっと机に貼ってくれていた父。
いつも孫たちに囲まれ慕われていた父。
亡くなってから改めて写真を見たら、鼻筋が私とそっくりな父。
山の上ホテルに勤務していた頃。
唯一の親孝行は孫の顔を見せられたこと。
幸せな家庭を築けたこと。
父の財布に遺されていた言葉:
死んでから仏になるのはいらぬこと。生きてるうちに善き人となれ
山本玄峰
自分を鍛ふ為に困難が湧いてくるのじゃと思へば如何なる困難が来ても
少しも辟易することなく益々勇気が加はる
森村市左衛門

野球が大好きだった父。オークラ勤務時代。
多くのことを教えてくれてありがとう。
おじいちゃんや麓が用意していた場所で安らかに眠ってね。
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